投稿

うつと診断される前の1ヶ月、2ヶ月 ~考え方について~

今日は、うつと診断される前の事について書きたいと思います。 自分を追い込む自分 自分が成果を出せていないことに引け目を感じたり、 周りが頑張っていることに焦りを感じたり、 自分の仕事でうまくいかないことがあると全ての責任を自分に感じたり、 やらなきゃいけないことが多過ぎて途方にくれたり、 お願いされたことが期日までに終わっていなくて恐怖を感じたり、 そのうち、相談したり話しかけたりする事を申し訳ないと思ったり、 きちんと説明できないと、怒られたり、ダメな自分に思われると恐れたり、 自分で自分の気持ちを追い込むようになっていたと思います。 そんな自分に対して、そんな事を考える今の自分は自分じゃないと思ったり、 もっとポジティブ思考を身につけなければと無理やり考えを変えようとしたり、 とにかく向上心のようなもので、自分を変えなければと考えていたと思います。 自己肯定感の本を読んでいると、そのように考えるのは向上心よりも、自己否定につながり、自己肯定感を下げる事につながるようです。 自分のことは自分が一番よくわかっていなかった 復職前に会社の産業医の先生や人事の方とお話する機会があったのですが、 周囲から見たときに頑張っているし、よくやっているように見えた。(社交辞令も入っていると思いますが) そんなに自分を追い込まなくてもいいのにと思っていた。 というようなことを言われました。 結局、もっと頑張らないと認められないと思う恐怖心や、自分はもっと頑張らないとと思うことは、向上心ではなかったのかもしれません。 自分ができていないことや苦手なことをまず認めること、恐怖心や不安を持っていることを認めることが大切なんだと、今は感じています。 そのためには、自分の無意識の思考(自動思考というようです。)を感じ取れるようになることが大切と考え、リワーク(※)の時に、マインドフルネスに取り組んだりしました。 マインドフルネスの効果かどうかわかりませんが、自分を否定(もっとよくならなければと思うことも含めて)しようと思うことに気づくことが多くなり、自分で否定しようとしてるんだなと受け入れることで気持ちが楽になったように思います。 ※復職前の通勤トレーニングのことです。リワークについては別の日に書きたいと思います。私の通っていたリワークでは、マインドフルネスについてはカリキュラムの中に取り入...

「うつ」と診断されてからの1ヶ月、2ヶ月

今日は、「うつ」と診断されてからの1ヶ月目と2ヶ月について、書きたいと思います。 「うつ」と診断されてからの1ヶ月 実は、1ヶ月目の記憶はほとんどありません。。。 それでは、皆様の参考にならないと思いますので、家族に聞いた話を中心に書きたいと思います。 どうも、最初の二週間はほとんど、寝室にひきこもって横になっていたようです。 朝になると、一度起きるも、そのまま寝室に引きこもってしまっていたようです。 夕方になると、少し回復してきたのか、リビングでボーッとしたり、子供にくっついたりしていまして。 (子供に抱きついて離さなかったようです。誰かが身代わりにならないと離さないと言ってたみたいです。) 家族はなんとなく、元気になってきたのかな?と思っていると、翌日の朝にはまた、寝室に引きこもってしまったようです。 それでも、少しずつ薬の効果なのか、休んでいた効果なのかわかりませんが、昼の時間にリビングで日向ぼっこができるようになってきて、昼の時間にも起きてられるようになってきました。 外出は病院に行くくらいで、病院も電車やバスではなく、歩いて行ってました。 2ヶ月目になると治ったと勘違いする 1ヶ月が過ぎてくると、昼の時間に寝室に引きこもることは少なくなってきました。 幸いにして、もらった薬(SNRI系の薬でした。)は自分に合っていたのか、副作用もほとんどなく、気持ちも改善してきたように思いました。 もともとの性格もあって、ちょっと調子がよくなってくると、「そろそろ大丈夫かもしれない。復職を考えたい」などと言って、先生を困らしていました。 先生は、根気よく、私を落ち着かせてくれるように話をしてくれていました。 あの時、焦って復職していたら、まだまだ苦しんいたかもしれません。 2ヶ月目くらいにしていたこと 普段の生活では、少し本を読めるようになってきたので、日向ぼっこをしながら、小説などを読んでいました。 理解力は、衰えていて、びっくりするくらい同じ行を何度も読み返したりします。 何度も同じ行を読み返すのは、ちょっと前の読んだ文を覚えられなかったりして、意味が理解できないことが多かったからです。 そこで、何度か呼んだことのある小説を、読み直すことにしていました。 そうすると、なんとなく内容を知っているので、今自分が読んでいた文がわからなくても、先に進むことができました。 あと...

大きいショックな出来事が無くても休職に至る

今日は休職に至った時の事を書きたいと思います。 会社に行けなくなくなるまではどんな感じ? それまでも、何度か体調不良で1日~2日休んだりしていたのですが、 ある日をきっかけに、1週間くらい会社に行けなくなってしまいました。 朝になると、体が鉛のように重かったり、頭痛か酷かったり、寝室から出られなかったり、得体のしれない不安感が襲ってきたりと、様々な症状が出ていました。 だいたい、昼くらいまでは寝室で横になっていて、夕方くらいになると、 『明日は会社に行けそうかな』 という状態になっていました。 でも、翌日になると症状が出てきて、それを繰り返しているうちに、 会社に行けなくなり休職に至ってしまいました。 それって会社が悪いの? ある日をきっかけにと書きましたが大したことではなく、 仕事上ではよくある進捗を聞かれた程度の事でした。 そして、自分で言うのもおこがましいのですが、 私の会社、職場は、まったく問題が無いわけではないですが、 それはどこの会社にもあるようなものであり、 精神的な追い込みが常にあるわけでもなく、 労働時間が異常に長いわけでもなく、 職場の人間関係がぎすぎすしているわけでもなく、 世間で『ブラック企業』と言われるものとは程遠いものだと思います。 そんなこともあり、そんなことで会社に行けなくなる自分は、 『なんてダメな自分だろう』『そんな事でメンタルを病むなわけがない』『ただのずる休みなのかもしれない』 等と自分で自分を追いこんでいたと思います。 では会社以外の問題なの? 私は、嫁と二人の子供がいますが、自分で言うのもまた、おこがましいのですが、 家族仲はとても良い方だと思います。 怒ったり、喧嘩をしたりと一般的な家庭であることは起こりますが、 嫁さんは自分を大切にしてくれるし、子供も親(私と嫁さん)を大切にしてくれるし、 一緒に出掛けたり遊んだりする時間は特に長かいと思います。 その分、外に出たくなくなることも多くなるほど、 家族は安らぎの場でした。 じゃぁ、何が問題なのか? 正直わかりません。 でも、今日のブログで書きたかったことは、 『大きなショックが起こらなくても、メンタルを病むことはある』 という事です。 私は、復職するまでの...

メンタルヘルスケアの大切さについて

朝、ベッドから起きられないとか、 起きても、身体が鉛のように重くて、ベッドに倒れ込んでしまうとか、 なんだか息苦しくて、口の下あたりに水がきていると感じたり、 会話をしていても相手が言ってることがわからないとか、 不安感に押しつぶされそうとか、 周りのことがやたらと気になるとか、 些細なことに、自分でも驚くほど怒りを感じたりとか、 自分がおかしいと感じることはありませんか? 僕はこういったことが、あったにも関わらず、 これらは、一時的なもので、そのうち治ると思っていました。 自分はちょっと疲れてるだけだとか、 周りはもっとがんばってるんだから、もっとがんばらなきゃとか、 自分の会社はブラックではないし、世の中にはもっとブラックな会社はあるし、 自分はそんなに弱くないとかいろいろ思っていました。 でも、そんなことはなくて、気づいたら、会社に行けなくなっていました。 そんな僕の、一年間の休職と復職に致るまでの経験をお伝えすることで、 メンタルヘルスを自分自身でケアすること(僕はメンタルヘルスケアと呼びます。)の大切さであったり、 働く皆様のメンタルヘルスケアの実践にお役立ちできればと思い、このブログを書くことにしました。 体の健康を維持するのは 自分自身 であるのと同じように、 心の健康も 自分自身で維持する=メンタルヘルスケア ものだとお伝えできればと思います。